THEO、フルモデルチェンジします。

Nao Kitazawa
5 min readAug 10, 2017

生前、絵が売れなかったゴッホを経済的に支えた弟のテオから名前をとったTHEO[テオ]。「お金」を通じて、自分らしい生き方をサポートしたテオのように、すべての人にとっての「テオ」になるべく、毎日を忙しく過ごす人の預金に代わる新しい選択肢として、THEOのサービスを磨き続けてきました。

今週月曜日、8月7日にSBI 証券・住信 SBI ネット銀行との業務提携の発表と共に、新しいTHEOに関する記者発表会を行いました。

2016年2月に産声をあげたTHEO。8月7日現在、1万3千人以上の方がTHEOで資産運用をされていて、また無料診断を試していただいた方は31万人*を超えました。(*ブラウザベースの集計)

2017年8月7日 記者発表会資料より

THEOの前身であるETFラップを2014年11月に発表して以来、私たちはロボアドバイザーの時代を切り開いてきたと自負しています。

常に新しいことにチャレンジし、新しい価値観を提案していきたい。そしてロボアドバイザーのその先、「貯蓄から資産形成へ」の流れを牽引し続ける存在でありたい。

素晴らしい仕組みだとしても、多くの人が簡単に使えるようなっていなければ意味がありません。THEOはすでに多くの方にご利用いただいていますが、もっと多くの方が使えるようになるためにはどうしたらいいのか。そしてたどり着いたのが今回のフルモデルチェンジです。

フルモデルチェンジ、という言葉を使ったのには意味があります。

今回、見た目のTHEOはそこまで大きく変わっていません。サイトの色も、THEOの運用ロジックも変わっていません。変わったのは、”ロボアドバイザー”としてのあり方です。8月7日に行われた発表会では、私がどんな点が変わるのか、資産運用を取り巻く現状を含めてお話ししました。

ロボアドバイザー THEOは、「プロの資産運用を、誰でも簡単に、スマホから」を合言葉にサービスを展開しています。

簡単な5つの質問に答えるだけで、THEOが世界中の株・債券・実物資産の中から約30種類のETF(上場投資信託)を購入し、スマートベータ・戦略的資産配分など、最新鋭の運用アルゴリズムを実装したエンジンで運用をしていきます。また、毎月「リバランス」を行って、適正な資産配分を維持し、経済状況の変化に伴い、株・債券・実物資産、それぞれのポートフォリオの配分を組替するということもします。

2017年8月7日 記者発表会資料より

これをすべて一人でやるのはとても大変です。プロならともかく、使っていただきたいのは日々仕事に忙しくされている方々。だからこそ、簡単に”お任せ”できるロボアドバイザーが重要な存在になると思っています。

一方で、まだ「投資」や「資産運用」という言葉がとても遠い存在であることも事実です。日本証券業協会が3年おきに実施している「投資」に関する調査でも、だいぶ改善はしているものの、『難しい』 『お金持ちがやるもの』『ギャンブルのようなもの』『なんとなく怖い』という回答が多く見られます。

2017年8月7日 記者発表会資料より

そこで、今回の新しいTHEOでは「はじめやすく、続けやすい」を目指し、3つの「1」をコンセプトにモデルチェンジを行うことになりました。

2017年8月7日 記者発表会資料より

まず、今まで10万円だった最低開始金額を1万円にしました。1%の運用報酬は変わりませんが、引き続きコストもわかりやすく透明性を重視していきます。また、フルモデルチェンジ、と書いた通り1から設計を見直し、THEOの特徴であった5つの質問をなくし、「THEOにおまかせ」モードを搭載することにしました。

すでにTHEOをご利用いただいているお客さまも「THEOにおまかせ」モードを選択いただくこともできます。もちろん今まで通り、ご自身でカスタマイズしてご利用いただくことも可能です。

なぜ質問をなくしたのか、「THEOにおまかせ」モードが生まれた背景と込めた想いについては、次週プロダクトマネージャーの梶田からお話させていただきます。

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