市場の変動とTHEOの運用状況について
今週、株式市場が大きく変動しています。ニューヨーク株式市場では、先週末の10月5日から11日まで、ダウ工業株30種平均が5.27%下落しています。同期間、日経平均株価指数は5.02%下落し、為替市場は対ドルで1.36%円高となっています。
このような報道がある中で、不安に思われている方も多いかと思います。そこで、THEOの運用状況についてご報告します。THEOのパフォーマンスは以下のとおりです。
THEOの騰落率
10月5日から10月11日まで、THEOの株式中心のグロース・ポートフォリオは円建てで-5.90%、ドル建てで-4.60%、債券中心のインカム・ポートフォリオはそれぞれ-0.95%、+0.42%、実物資産中心のインフレヘッジ・ポートフォリオはそれぞれ-2.48%、-1.13%となっています。
一方で主要な株式の指数は、ダウ工業株30種平均が円建てで-6.56%、ドル建てで-5.27%、S&P500はそれぞれ-6.74%、-5.45%、日経平均は円建てで-5.02%、債券の代表的な指数であるバークレイズ・グローバル・アグリゲートは円建てで-0.81%、ドル建てで+0.56%となっています。
THEOのパフォーマンスも市場の動きに影響されて下落していますが、分散投資をしていることもあり、下落幅は代表的な株式指数に対して軽減されています。
市場急落の要因
この大規模な株価下落を引き起こした背景は、より大きな株安となった今年2月の時とよく似ているように思われます。最近、米国では金利が上昇しており、米国のFRBはこうした金利上昇が継続する可能性を示唆しています。また、米国ではインフレ率が上昇する兆しがみられているほか、最近の原油価格の上昇も、インフレを加速させると予想されています。
これに加えて、金融市場では、米国と中国の間の貿易摩擦に対する懸念が存在し、この問題は、両国の経済成長に悪影響を及ぼす恐れがあると言われています。特に、中国の供給・製造業者に依存している米国のテクノロジー企業は、大きな影響を受けるかもしれません。
また、米国の株式市場はここ数ヶ月非常に好調で、過去最高の水準に達しており、他の市場と比較してもやや買われ過ぎているとの見方もあって、多くの投資家は米国株の「調整(売り)」が起こる可能性を意識していたと思われます。こうした中、米国株が下落し始めたことで、一部の投資家が売りを急ぎ、それが米国のみならず、世界各地で投資家の売りを引き起こしたのではないでしょうか。
しかし、米国や世界経済のファンダメンタルズについて、実質的な変化が起きたわけではなく、年初もそうだったように、この市場環境は長くは続かず、いずれ株価は回復し再び成長し始めるのではないか、と言われています。
THEOのリスク管理
今年の5月、THEOに「THEO AIアシスト」という機能が実装されました。「THEO AIアシスト」では、投資対象銘柄がいき値を超えて大幅に下落するかどうかを、AIで判断します。AIが下落すると判断した場合、ポートフォリオの最適化条件をより保守的にすることで、ポートフォリオの下方リスクの抑制を図ります。
今現在「THEO AIアシスト」ではいき値を超えて下落するという判断はしていないため、ポートフォリオの最適化条件を変更していません。
先日、お金のデザインのアカデミックアドバイザーである加藤康之先生のブログ「第2のリーマンショックが起きた時の対応法」をお届けしました。万が一ショックが起こった時、人は慌ててしまい正しい判断をするのが難しいものですが、株式市場の「平均回帰性」という特性を考えれば、慌てずに粛々とリバランスを行い運用し続けるのが賢い対応法である、ということでした。
THEOは徹底的な分散投資により、リスク管理を行なっています。今後も長期・分散・積立投資によってお客様の資産づくりをお手伝いすることができるよう、サービス改善に務めてまいります。
(市場データ出所)Bloomberg
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